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    2009

02.17

カイト誕生日記念・カイミク小説

カイト、お誕生日おめでと~~~っ!

というわけで、私・ひろこは、記念にショートショート(になるのかな?)を
書きました。

ショートショートといっても、ブログに載せるにしては少々長いものに
なってしまいました。すみません。

内容は「こんなこともあるかもね」な日常物です。

それでもいいよ、読んであげよう!というお方は、続きを読むへ
お進み下さい。




「お兄ちゃーん」
カイトを探しているミクは台所へ入った。そろそろカイトはアイスを食べる時間だろうと思ったからだ。
「あ、ミク。どうしたの?」
予想どおり、カイトはそこにいた。今まさに、冷凍庫のドアを開けようとしているところだった。
「あのね、珍しいアイスがあるから、今日はそれを食べてね」
「えっ、ホント!?」
カイトはすぐに冷凍庫のドアを開けた。そして、少し小さめのカップアイスを取り出すと、「これのこと?」とミクに尋ねてきた。
ミクは「そうだよ」と答えながら、食器棚からスプーンを取り出してあげた。
「ありがとう。じゃあ、早速頂くよ」
そう言って、カイトはテーブルの椅子に座った。それを見て、ミクも隣りの椅子に座った。

「ところで、このアイス、どこで買ったの?」
「ネット販売だよ。牧場で作っているアイスで、そこだけで売っているの。マスターが取り寄せてくれたんだよ」
「そうなんだ。あ、おいしい~」
一口目を食べたカイトが笑顔で言う。
そして、すぐに二口目のアイスを口に運んだ。スプーンは口から離さずに、咥えたままニコニコしている。おいしさの余韻に浸っているようだった。
そんなカイトを、ミクもニコニコしながら見ていた。
(よかった。後でマスターに「お兄ちゃんはとても嬉しそうだった」と言おうっと)

「あ」
余韻に浸っていたカイトが突然声を上げた。何かを思いついたような顔をしている。
どうしたのかな?と思いながらミクがそのまま見ていると、カイトはアイスを掬ったスプーンを「はい」とミクの方へ向けて突き出してきた。
「…え?」とミクが小さく声を上げると、カイトはにっこり微笑んだ。
「ミクも食べてごらんよ」
「で、でも、その味のアイスはもうないよ?」
「そうだけど、お店では買えない珍しい物みたいだし、とってもおいしいから、ミクにも食べて欲しいな」
そう言ってカイトは、小さく顔を傾けて「ねっ?」と続けた。
(お、お兄ちゃんの好意はとっても嬉しいけど、あのスプーンって、さっきお兄ちゃんが…)
そう考えながら、ミクは思わずカイトの唇を見てしまう。そして、そんな自分の行動に恥ずかしくなり、俯いてしまった。
「ミク、どうしたの?」
「…あ! う、ううん、なんでもないの」
「そう? じゃあ、はい、あーん」
「あ、あーん…」
恥ずかしくて堪らないミクだが、その理由をカイトに言うのはもっと恥ずかしくて、覚悟を決めて口を開けることにした。

「どう? おいしい?」と、カイトはニコニコしながら聞いてきた。
ドキドキしすぎて味なんて分からないミクだったが、そんなことを言えるはずもなく、「うん、おいしいよ」と答えながら笑ってみせた。
ミクの返事を聞いたカイトは「うんうん」と満足げに頷きながら、またアイスをスプーンで掬った。そして、今度は自分の口へと運ぶ。
「あああああっ!!!」
ミクが急に大声を上げながら立ち上がり、カイトの方へ身を乗り出した。
「ど、どうしたのっ!?」
びっくりしたカイトが大きな声を上げる。
その声にミクは「あ…」と我に返り、今度は慌てた様子で
「え、えっと、マスターに用事を頼まれていたことを思い出したの!」
と言い、走って台所を出て行ってしまった。

ミクは、そのまま自分の部屋へと移動する。
中に入ると、途端に体の力が抜け、ずるずるとドアの前に座り込んでしまう。
顔は熱く、胸はドキドキと高鳴りっぱなしだった。
(そうよね。お兄ちゃんはあのスプーンでまた食べるよね。でも、そこまで考えてなかったよう…)
そう考えながら、ミクはカイトの笑顔を思い出していた。
アイスを食べている時の笑顔。子供のように無邪気な笑顔。大好きな笑顔。
でも、その大好きな笑顔も、今はちょっと恨めしい。
「お兄ちゃんのばか…」
一人でやきもきしてバカみたいだと思いつつ、ミクはそう呟くのだった。
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ボカロ小説
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comments

どうも、初めまして玉露茶と申します♪

小説読ませて頂きましたが、可愛らしさMAXのミクちゃんがとても破壊力ありました(≧∇≦)

読んでるこっちまで恥ずかしくなるような内容で、とても良かったです!

ぁ、拙い感想で申し訳ないですが以上です(>△<。)

では、失礼しますねo(^-^)o

玉露茶:2009/02/18(水) 03:03:51 | URL | [編集]

初めまして。
お越し下さり、ありがとうございます!

そして、小説のご感想をありがとうございます!!!
拙いだなんて、そんなことはありませんよ。
どの辺りが気に入って頂けたのか、十分伝わりました。(^ ^)
楽しんで頂けたようで、本当に嬉しいです。(≧∇≦)

もしよろしければ、またサイトの方へ遊びに来て下さいね。

ひろこ:2009/02/18(水) 21:53:03 | URL | [編集]

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-:2012/05/07(月) 08:58:46 | | [編集]

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